事件の始まりは
「だって、はいりたかったの。ぼうけんしたかった。」

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自宅をオール電化にするための工事で
業者の方が床下に入って行きました。

普段見ることのできない床下に
息子の好奇心に火が付いたようです。

ほんの1・2分の出来事です。

息子の声は聞こえるのに姿が見えません。

普段からクローゼットに入って遊んだりしているので
家中のクローゼットを探しましたが姿は見えない。

名前を読んでも返事はしない。
でも、確かに息子の声は聞こえてきます。

まさか!?
そう思って床下を覗いてみると・・・

居たんです。息子が。
床下に入り込んでいたんです。

無事に見つかって良かったという安心感と同時に
怒りの感情もこみ上げてきました。

すぐに息子を引き出し
僕は怒りながらこう話しました。

「なんで入った!!
そこに入ってるの気付かれないで閉じられちゃったら
もう出てこれなくなるんだよ。
出てこれないって事はどういう事かわかる?
もう会えなくなっちゃうって事よ。」

もう会えなくなる。

息子の中でこの考えはなかったようです。
実際に「どうして床下に入ったの?」
と質問してみたら彼はこう答えました。

「だって、はいりたかったの。
おもしろそうだったから。
ぼうけんしたかった」

そうだよね。入りたいよね。
父ちゃんもその気持ちはわかるよ。

だから、ここからこんなやり取りをしました。

僕 「この中どうだった?」
息子「面白かった」

僕 「どんなふうに面白かった?」
息子「すごいぼうけんみたいだった」

僕 「中はどんな感じなの?」
息子「すごいくらかった」

僕 「なにが見えた?」
息子「うーん、ひとだけ」

面白そうだから
床下に入って
冒険したい

息子にしてみれば
自分の思いを叶えただけ。

僕はその気持ちを受けとめたうえで
こう続けました。

「そうか。入りたいって気持ちは父ちゃんもわかる。
でもね、入ってるの知らなくて蓋されちゃったら
もう出られなくなっちゃう。
そしたら、ずーっと会えなくなっちゃう。
それは父ちゃんは悲しくて辛いよ。」

僕は自分の思いを息子に伝えました。

息子はこう言ってくれました
「はいりたいけど、はいらない」

この言葉には
床下に入りたい。
でも、それが原因で父ちゃんと母ちゃんに会えなくなるのは嫌だ。
だから床下には入らない。

こんな意味があると僕は思っています。

入っちゃダメと怒るのは簡単です。
でも、怒るだけではなくて
なぜそれで怒っているのかを伝えることも
大事ではないでしょうか。

子どもからしたら
相手がなんで怒っているのかがわからないまま
怒られている状況かも知れません。

○○だから私は怒っている
そう伝えられるようにしていきたいです。

今回、僕が学んだ事は
相手の気持ちや理由を受けとめる。
そのうえで、
自分はこう思ってるからこうして欲しい
これを相手に伝えて
じゃあ、お互いどうしようか
ということを見つけていく。

そして、
たとえ1・2分でも油断しないこと。