受けとめる子育て提唱者
新保善也です。

フィンランドでは
保育園も視察してきました。

まずフィンランドの保育についてですが
フィンランドに幼稚園という存在はありません。

1歳児から6歳児までの子どもが通っていて
縦割りの保育をしています。

なぜ0歳からでなはないのか?

それは基本的に共働きのフィンランドでは
子どもが1歳になるまで
お母さんが育児休暇を取るからです。
まれに、11ヶ月まででお母さんが
職場に復帰しなければいけない場合もありますが
その時はお父さんが育児休暇を取るようです。

保育の先生と保育士が3人1組のチームとして
縦割りの1クラスを担当しています。
先生1人に対して子どもは7人まで見ることができます。

保育の先生と保育士は何が違うのかについてですが
保育の先生は大学を卒業して学士の資格を取った人で
主に教育的な遊びを行います。
保育士は職業訓練校(日本で言う専門学校)で学んだ人を指します。

フィンランドの教育システムである
大学で学ぶことと職業訓練校で学ぶことの違いは
ここでは省きます。

気になるお給料ですが
保育士の場合は月額
2200€〜2800€(1€=¥135-で計算すると¥297,000〜¥378,000)

保育の先生の場合は月額
2400€〜3000€(1€=¥135-で計算すると¥324,000〜¥405,000)

一見高そうに見えますが
物価が高いフィンランドでは
あまり高い方ではないそうです。

そんな事情もあってか
男性保育士は少ないようです。
しかし最近では
男性の先生も少しずつ増えてきているようです。

今回はMISTELI保育園の
園長先生にお話を聞いたのですが
その中で印象に残っていることを書いていきます。
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保育の時には競争はしない。
このぐらいの子ども達(1〜6歳)は、競争しちゃダメだ。
この子は優れているとか、この子は劣っているとか競争しちゃダメだ。
ここではお互いが違うってことを理解することが大切。
あの子が勝って、この子がダメではなく違いを認めること。
自分の強いところを伸ばしていけば良い。

競争することも大切かもしれませんが
そのまえに大切なことは
得意なことはみんな違って良い
人と違うことは悪いことではない
そんなことを教えてもらいました。

また、例えば子どもが喧嘩をして泣き出してしまった場合
「何したの?なんでやっちゃったの?」とは聞かないそうです。

「なぜ悲しいの?」
「その気持はどこからきたの?」と聞くそうです。

できるだけ「なにをしたの?」を言わないようにしているそうです。
何をしたのかは話をしていくうちに
子どもの方から出てくるものなので
何をしたのかは質問しないようです。

そして子ども自身が
「どうして自分は悲しくて泣いてるんだろう?」
と自分で説明できるようにリラックスさせてあげること。
悲しくて仕方ない時は、すぐに話せないかもしれないけど、
ゆっくりと時間をかけて
「どうしてそんなに悲しいの?悲しくなった原因は?」
と子どもに質問すること。

おちついたら自分の気持を話してくれますよね。
そうしたら、どうしたら良いかを子どもと一緒に決めます。
一緒に決めることで契約ができる訳です。
それでオッケー。

以降は同じことをやらない限り
「あの時こう言ったでしょ」とは言いません。
それも注意しなくちゃいけない点です。

「なぜ」という問いかけは
言い訳が返ってくることもあるけれど
自分の本当の気持ちに気付くために使う事もできる
そんなことを学びました。